学習には一生懸命取り組むものの、ケアレスミスがなくならない。そんな場合の対応についてご紹介します。
■訂正するときのポイント
何度もやっているのに間違いが減らない場合、いろいろな理由が考えられます。
まず、お子さんが答えを訂正するときに注意して見ていただきたいことがあります。お子さんは、間違えた答えを全部一度に消してしまっていないでしょうか。
消しゴムで消してしまう前に、どこでどのように間違えてしまったかを見直しているかどうかを確かめてあげてください。
例えば算数でいうと、筆算の場合、間違いのほとんどが、くり上がり・くり下がりの計算にあります。全部一度に消してしまうとどこで間違ったのかがわからなくなり、また同じミスをくり返してしまいかねません
間違えた部分を自分で見つけて訂正することで、同じようなミスは減っていきます。ケアレスミスがあったとしても、自分の力で訂正ができたらがんばったことをほめてあげてください。
■訂正のくり返しは子どもの記憶に残る
新しい教材に入ってすぐや学年を越えたレベルの教材なら、少々のミスがあるからといって、学習自体がうまく進んでいないというわけではありません。
訂正のくり返しは子どもの記憶にしっかり残り、高い学習効果があります。訂正をくり返しながら教材進度が進んでいくうちに、子ども自身に気づきが生まれ、以前のようなミスが少なくなっていきます。
もし、ミスをしている傾向がバラついていたり、くり返し学習する教材が長期間同じだったり、その他気になる点があれば教室の先生にご相談ください。