えいごTOPICS Vol.07

英語を楽しく学習するコツや英語を身につけるための工夫について、玉川大学名誉教授の佐藤久美子先生にお話を伺いました。

「英語を使ってやりたいこと」を見つけましょう

英語が楽しいという気持ちを維持するためには、「何のために英語を学習しているのか」「英語で何ができると楽しいのか」を考えてみるとよいですね。たとえば、お気に入りの英語の歌を歌えるようになりたい、海外旅行で買い物やレストランでの注文ができようになりたい、サッカー選手になって海外で活躍したい・・・など将来の夢や目標があると、英語は単なる勉強ではなく「将来の夢につながる楽しみ」という気持ちが自然と生まれてきます。

英語を身につける上での工夫

英語でやりたいことが見つかると、習ったことを暗記して終わるのではなく、「これはどんな場面で使えるかな」と学習した英語の活かし方を自ら考えて、英語が身につくような工夫ができるようになるでしょう。たとえば声に出すことが好きなお子さんは、教材で学習したスキットの場面を声優さんのように演じてみる。書くことが好きなお子さんであれば、英語で日記をつけてみる。このように普段の英語学習を少し広げてみることは、お子さんが学習を楽しく続けていくことにつながり、主体的に考える姿勢も育まれます。

中学校でも楽しく英語を続けるために

中学生になると、授業で扱う単語や英文の量が増えて、書く学習も本格的に始まるなど、急に難しくなります。中学校以降も授業を楽しむためには、備えはとても大切です。長い英文を読む力、英語を書く力は急には身につかないからです。小学生のうちにたくさんの英語に触れて、読む力や書く力を高めておくと、中学生になっても余裕をもって英語の授業を楽しむことができるでしょう。

お子さんの英語学習の見守り方

お子さんが楽しく学習できていないようなときは、できていないところにばかり目を向けるのではなく、できているところをたくさんほめてあげてください。発音が上手になったね、など小さなことでも気づいたことを言葉にして伝えてあげましょう。また、お子さんが学習していることを一緒にやってみてもいいですね。たとえば教材のチャンツなどは、お子さんは難なくやっていても、大人がやってみると意外と難しいものです。お子さんがどのような学習をしているかがわかると、がんばりをより実感できるでしょう。

■佐藤久美子(さとう くみこ)先生プロフィール

玉川大学大学院教育学研究科(教職専攻)名誉教授

◇専門は英語教育、言語学。◇小・中・高校生への英語学習方法、未就学児への英語習得に向けた効果的な活動に向けた講演会やプロデュース活動を行う。◇2007年度より町田市教育委員会の委託を受け小学校42校に小学校英語のカリキュラム配信、研修などを行う。◇2016年までNHKラジオ「基礎英語」講師。2012年度よりNHK教育テレビ「えいごであそぼ」「えいごであそぼwith Orton」の総合指導、2017年度より「エイゴビート」「エイゴビート2」の番組委員もつとめる。