大野(松山)直子さんコラム「KUMONの英語学習の楽しいところ」~Vol.5~

J1以降の教材解説書「松山直子の英語教材解説」著者の松山(大野)直子さんより、「KUMONの英語学習の楽しいところ」について語っていただきます!

2月の節分で作った鬼のお面と、豆の代わりに使ったお菓子です♪

七夕を海外から来た人に説明するには?

私は大学の日本語の授業で、できるだけたくさん、日本の季節の行事や文化を紹介することにしています。2月の節分では鬼のお面を作り、近所のスーパーには豆がなかったのでアメやチョコを投げて豆まきをしました。みんな大喜びでお菓子を投げるのですが、真剣に投げすぎて、ホワイトボードの下にチョコが入り、あとで必死に取り出しました(笑)。

さて、今日は七夕。私も七夕をクラスの学生さんに紹介しようと準備をしています。その時に、どうやったら海外の人が日本で行われる行事を理解できるのかと考えます。織姫と彦星のお話は、もともと中国のお話です。なぜそのお話が今も日本で言い伝えられているのか、なぜ願い事を短冊に書いて笹に飾るのか、調べ始めると奥が深くて、話が長くなってしまうのです。

そうなると英語だけではなく、日本語でいろいろなものを読んでいるということが、英語でのコミュニケーションにはとても必要だということになってきます。日本の昔話や歴史は、英語でコミュニケーションする上でとても大事な基礎知識になるのです。

KUMONの英語教材の中でも、「浦島太郎」(IⅠ91~)「かぐや姫」(IⅠ101~)、織田信長や豊臣秀吉も登場する「日本を理解する―日本の歴史―」(LⅡ91~)などが出てきます。国語教材を学習している人は、国語教材で読んでいる内容も、いつか英語でコミュニケーションをする際にも役に立つのです!
と、今日は、日本のお話も、誰かに教えてあげるような気持ちで、音読してみてくださいね!

 

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