大野(松山)直子さんコラム「KUMONの英語学習の楽しいところ」~Vol.9~

J1以降の教材解説書「松山直子の英語教材解説」著者の松山(大野)直子さんより、「KUMONの英語学習の楽しいところ」について語っていただきます!

日本語クラスの皆さんと一緒に

難しいときはチャンス到来!

私の日本語クラスでは、ときどき日本から来ている留学生さんを呼んで、日本語のテキストに出てくる文章を、我々日本語母語話者にとって自然なスピードで音読してもらうことがあります。日本語を学習している学生さんたちは、長い文章を自然なスピードで読まれると「は、速い!」「えー!聞き取れない!」とびっくりします(私たちが英語母語話者の人の話すのを聞いて驚くのとまったく同じリアクションなのも、楽しいところです)。

そのあと、どこで息継ぎをして話しているか、そして、どこをつなげて言っているかを自分でテキストにマークをしてもらいます。そして、その切れ目と、つなげて言っているところを少しずつ真似して音読する練習をします…すると、まず、音読が上手になり、初めは「速い」と言っていたのに、自然なスピードであっても速く感じず、聞き取れるようになり、「おお!よくわかる!」と喜んでいました。よかった!

この方法は、KUMONの英語教材の学習をする時に取り組んでいることに似ていますよね。皆さんは、E-Pencilを使って行っているわけですが、それと同じようにスモールステップで繰り返し練習できたら、私の日本語クラスの皆さんも、読めるようになるし、聞き取れるようになるのではないかなと考えたのです。
うまくいかなかったり、少し難しく感じたりするときは、ちょっとしたチャンス到来です。どうしたらうまくいくか、自分で考えて試行錯誤すると、さらに効果的に頭に残ります。すてきな工夫を編み出したら、くもんの先生にもそっと教えてあげてくださいね!

 

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