小学2年生で学習する2桁や3桁を含むたし算・ひき算は、3年生以降に学習する分数の基礎となります。この記事では、小学2年生の算数を学習する際のポイントをご紹介します。
夏休み家庭学習のポイント
筆算の力を高めましょう
2年生では「2桁+1・2桁」、「2桁-1・2桁」を中心に、3桁を含むたし算・ひき算も学習します。ここで身につく力は、3年生以降に学習するかけ算・わり算や分数の基礎となる力です。速く正確に「できる」状態にしておきましょう。
KUMONでも、たし算・ひき算の筆算はB教材で十分に学習します。また、その基礎となる1桁同士を中心とした横書きのたし算・ひき算の力を高めるためにも、3A~A教材の練習を大切にしています。
お子さまの学力に応じて、夏休みに計算の練習を積み、筆算の力を高めていきましょう。
九九をしっかり覚えましょう
2年生では、九九の学習に多くの時間を費やします。かけ算・わり算に九九の力は必須ですから、確実に習得しておきたいところです。夏休みから覚えておくと、余裕をもって学校の授業に臨めるでしょう。九九のカードや表を作って、親子で一緒に読んだり、お子さまが唱えるのを聞いてあげたりすると良いでしょう。教室にも九九カードがありますので、是非ご活用ください。
KUMONではC11~50で九九の学習をします。この中では、2の段から9の段まで順番に覚えるだけでなく、ランダムに出てきてもスラスラ答えられることを目指します。その力は、3年生で学習するかけ算・わり算に必ず役立ちます。
なお、2年生の教科書では発展的な学習内容として、「2桁×1桁」のかけ算にも触れます。その内容は、九九の法則性(3の段であれば、乗数が1増えるごとに積が3ずつ増える)を理解していれば、たし算の力で十分にできる内容です。学校の先生の説明をきちんと聞いて、教科書を丁寧に読むようにアドバイスをしてあげてください。
学校の主な学習内容
1.数と計算
・10,000までの数の表し方や大小・順序。
・簡単な分数。(1/2、1/3など)
・2桁の数同士のたし算及びその逆のひき算、簡単な3桁などの数のたし算・ひき算。
・九九の習得と簡単な「2桁×1桁」の計算。
2.図形
・三角形・四角形。
・正方形・長方形・直角三角形。
・箱の形。
3.測定
・長さやかさの単位と測定。(長さ:mm、cm、m かさ:mL、dL、L)
・日・時・分とそれらの関係。
4.データの活用
・身の回りにある数量を分類整理し、簡単な表やグラフを用いて表したり読み取ったりすること。
・データを整理する観点に着目し、身の回りの事象について表やグラフを用いて考察すること。
参考:小学校学習指導要領
学習指導要領では、上記の4つの事項を指導する方法として、以下のような例を挙げています。
・身の回りの事象を観察したり、具体物を操作したりして、数量や図形に進んで関わる活動。
・日常の事象から見いだした算数の問題を、具体物、図、数、式などを用いて解決し、結果を確かめる活動。
・算数の学習場面から見いだした算数の問題を、具体物、図、数、式などを用いて解決し、結果を確かめる活動。
・問題解決の過程や結果を、具体物、図、数、式などを用いて表現し伝え合う活動。
夏休みは学力を高めるチャンス!毎日の目標枚数を決めましょう。
また、1日の中でいつKUMONを学習するか(KUMONタイム)を決めると、目標を達成しやすいですよ。
楽しく学習記録ができる「くもん さっぷりん」もおすすめです!
「くもん さっぷりん」はスマートフォン・PCで操作する、学習応援機能です。
お子さまの学習習慣やモチベーションアップにお役立てください♪