3年生では、これまで学習した、たし算・ひき算や九九の力が役立ちます。「わかる」から、速く正確に「できる」状態に。この記事では、小学3年生の算数を学習する際のポイントをご紹介します。
夏休み家庭学習のポイント
かけ算・わり算の力を高めましょう
3年生では、「2・3桁×1桁」や「1・2桁÷1桁」、「2・3桁×2桁」を学習します。これまで学習した、たし算・ひき算や九九の力が役立つところです。これからの算数・数学をスムーズに学習するためにも、計算の基盤となるかけ算・わり算の力を確実なものにしていきましょう。
ここでは、ただ「わかる」というだけではなく、速く正確に「できる」状態になっていることが大切です。KUMONでも「×1桁」「÷1桁」の練習をC教材で、また、「×2桁」をD11~50で十分に学習します。
復習・予習のチャンスです
7月までに学習した内容を「1日で復習」するのはとても大変ですが、「夏休みに復習」するのであれば無理がありません。教科書2・3ページ程度を毎日学習すれば十分です。さらに、できるところは除いた「苦手な内容に絞り込んだ復習」であれば1日の学習量はもっと少なくて済みます。夏休みは「復習のチャンス」と言えるでしょう。
もし余裕があれば、2学期以降に勉強する内容を読んでおいても良いかもしれません。「計算」の力は練習して習得する必要がありますが、「知識」は事前に少し触れておくだけで、余裕をもって学校の授業を聞くことができるでしょう。
3年生で学ぶ内容では、「円・球」や「時刻や時間の求め方」などは、考え方を理解しておけば、基本的な計算で求めることができます。もし、このような内容が「ちょっと苦手」と思うようでしたら、夏休みが取り組むチャンスです。この機会に復習・予習をしておきましょう。
学校の主な学習内容
1.数と計算
・万(十万、百万、千万など)及び1億の単位や数の大小の比較。
・数の10倍、100倍、1000倍、1/10の大きさの数及びそれらの表し方。
・3桁・4桁の数のたし算・ひき算。(筆算を含む)
・「2・3桁×1・2桁」のかけ算。(筆算を含む)
・「1・2桁÷1桁=1桁」のわり算。(あまりがあるものを含む)
・簡単な場合の2桁÷1桁=2桁のわり算。
・1/10の位までの小数の表し方及びたし算・ひき算。
・分数の表し方及び同分母の簡単なたし算・ひき算。
・□などを用いた数量の表し方、及び、□などに数を当てはめて調べる方法。
・そろばんを使った数の表し方及び簡単なたし算・ひき算。
2.図形
・二等辺三角形・正三角形。
・角。(大きさの比較など)
・円・球及びそれらの中心・半径・直径。
3.測定
・長さや重さの単位と測定。(長さ:km、重さ:g、kg、t/m:ミリ、k:キロなどの用語)
・時間の単位(秒)と時刻や時間の求め方。
4.データの活用
・データの分類整理方法、表への表し方及び読み取り方。
・棒グラフの特徴やその用い方。(複数の棒グラフを組み合わせたものも含む)
参考:小学校学習指導要領
学習指導要領では、上記の4つの事項を指導する方法として、以下のような例を挙げています。
・身の回りの事象を観察したり、具体物を操作したりして、数量や図形に進んで関わる活動。
・日常の事象から見いだした算数の問題を、具体物、図、数、式などを用いて解決し、結果を確かめる活動。
・算数の学習場面から見いだした算数の問題を、具体物、図、数、式などを用いて解決し、結果を確かめる活動。
・問題解決の過程や結果を、具体物、図、数、式などを用いて表現し伝え合う活動。
夏休みは学力を高めるチャンス!毎日の目標枚数を決めましょう。
また、1日の中でいつKUMONを学習するか(KUMONタイム)を決めると、目標を達成しやすいですよ。
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