小学4年生では「分数」を本格的に学習します。この記事では、小学4年生の算数を学習する際のポイントをご紹介します。
夏休み家庭学習のポイント
÷2桁のわり算の準備を
4年生で学習する「÷2桁」のわり算は、商を立てる際に計算力が求められるところです。このわり算は、これまで学んできた加減乗除の力が要求されます。整数計算の総仕上げと言えますので、早めに準備をしておきたいところです。夏休みの間には、「÷1桁」のわり算だけでなく、3年生で学んだかけ算(2・3桁×2桁)の力も高めておきましょう。
KUMONでは、「÷1桁」の筆算をC161~200で、「×2桁」の筆算をD11~50で十分に練習した上で、「÷2桁」のわり算をD81~140で学習します。ここで計算力をしっかりと高めておくことが、これから先の算数・数学学習で役立ちます。
分数に慣れましょう
いよいよ「分数」を本格的に学習します。2年生で簡単な分数に、3年生で同分母の加減の基礎に触れてきました。そして、4年生では「真分数・仮分数・帯分数」といった分数の基本的な概念と、同分母の加減計算を学びます。ただ、約分・通分などの複雑な計算はまだ扱いません。4年生では帯分数⇔仮分数の計算が主な学習課題です。「÷2桁」までで培った計算力があれば、十分に対応できる内容です。
KUMONでは、仮分数・帯分数はD151から学習します。また、E11より分数の計算問題に入ります。異分母の分数計算は5年生から始まりますが、そこで身につける「分数計算力」は、小学校の算数だけでなく、中学・高校の数学でも役立つ大切な力です。先にもつながる土台となる分数の力を、KUMONで十分に高めていただきたいと思います。
学校の主な学習内容
1.数と計算
・億・兆までの単位と表記の仕方。(3桁ごとの区切りにも触れる)
・概数の使い方。(四捨五入、和・差・積・商の結果の見積り)
・「2・3桁÷1・2桁」のわり算の筆算。(あまりがあるものを含む)
・小数。(1/100・1/1000の位の小数の理解と加減計算、小数×整数、小数÷整数、整数÷整数=小数)
・分数。(真分数・仮分数・帯分数の概念、分数の相等関係、同分母の分数の加減計算)
・四則混合計算や( )を用いた式と計算。
・□・△などを用いた数量の表し方及び□・△などに数を当てはめて調べる方法。
・そろばんを使った加減計算。(大きな数や小数を含む)
2.図形
・直線の平行や垂直の関係。
・平行四辺形、ひし形、台形などの平面図形、及び、立方体・直方体などの立体図形。
・見取図・展開図。
・面積の単位(㎠・㎡・㎢・a・㏊)と測定。
・角の大きさの単位(「度(°)」)と測定。
3.変化と関係
・表や式・折れ線グラフを用いた数量の変化。
・簡単な場合についての割合。
4.データの活用
・二つの観点からデータを分類整理する方法。
・折れ線グラフの特徴やその用い方。(複数の種類のグラフを組み合わせたものも含む)
参考:小学校学習指導要領
学習指導要領では、上記の4つの事項を指導する方法として、以下のような例を挙げています。
・日常の事象から算数の問題を見いだして解決し、結果を確かめたり、日常生活等に生かしたりする活動。
・算数の学習場面から算数の問題を見いだして解決し、結果を確かめたり、発展的に考察したりする活動。
・問題解決の過程や結果を、図や式などを用いて数学的に表現し伝え合う活動。
夏休みは学力を高めるチャンス!毎日の目標枚数を決めましょう。
また、1日の中でいつKUMONを学習するか(KUMONタイム)を決めると、目標を達成しやすいですよ。
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